羽の生えた「希望」



羽の生えた「希望」

Emily Dickinson 
日本語訳 yuko (གཡུ་སྦྲང་།)


「希望」とは羽の生えたなにか

魂にある止まり木で

言葉を持たぬ旋律を唄う

その声は決して-

決して止むことはない


嵐のような胸の痛み

臆する小鳥

だがその声は

吹き荒れる風の中でこそ

一層甘美に聴こえる

多くの魂を温もりで包みながら


 極寒の土地で 見知らぬ海の上で

 それを聴いたことがある

 たとえ極限の状態にあっても

 一欠片のパンすら乞うてはこない

「希望」の声を


original poem:

“Hope” is the thing with feathers (1861)

by Emily Dickinson


Tibetan translation≫Click here


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